A LITTLE ROASTING AT CAMP
キャンプで楽しむ、
クッカー焙煎。
生豆を煎って、香りを引き出す「焙煎」。少しずつ変わる豆の色、立ちのぼる香り、ぱちぱちとはぜる音。クッカーを囲んで、その変化を楽しむ時間もキャンプの楽しみです。自分で焙煎した豆で淹れる一杯には、ちょっと特別なうれしさがあります。ここでは、野点屋の好きな深煎り寄りの焙煎を、道具と手順のノートにまとめました。
DEEP PROFILE
色・音・香りの順番で「進行」を読むと、テフロン不使用でも芯まで抜けた深煎りに近づけます。
- 01
予備加熱と予色
クッカーを中火~弱めの高火力で空焚きし、内部温度を上げます。豆投入後は表面が淡い黄土色に変わるまで、均一に底面へ転がすように攪拌します。
- 02
一爆ぜの確認まで一気に進める
豆が均一に黄→褐色へ進む頃、火をやや上げます。クッカーの底を一点で焼かないように前後左右へゆっくり動かし、焦げを防ぎながら一爆ぜ(一次破裂)を拾います。1はぜまでは蓋を閉めてOKですが、焦げやすくなる前に、定期的に一旦攪拌・開けてチェックしてください。
- 03
深煎り目標に寄せる
一爆ぜ開始後、5〜10秒は同じリズムで、次に火を弱め過ぎず維持し、豆表面に光沢が出始める直前(やや油っぽさが増す手前)で止まる設計にします。二爆ぜの気配が明確になる直前なら中深煎り〜深煎り気味です。
- 04
急冷して止める
止めたい段階の「わずか前で火を落とし」、ザルへ広げて即座に混ぜながら急冷します。余熱は大きく進むので、狙いより1〜2段階先のように聞こえるのが安全です。
TIMING GUARD
目安プロファイル
安全ノート
- 焦げ臭い強い匂いが突然立つ前に一旦火を落とし、音の変化を確認する。
- 1はぜまでは蓋を閉めてOKですが、定期的に開けて焦げを確認しながら進める。
- 1はぜ以降は煙が増えるので蓋は外し、常時確認しやすい状態にする。
- 風の強い日は煙流れを見て、焙煎器を風下に置かない。
- 急速冷却は必須。急冷せず置きっぱなしにすると焼け過ぎます。
REST焙煎した豆は金属トレイで広げて風で下げる。密閉は完全冷却後に行い、12時間〜48時間の脱ガスで甘みと苦味が安定します。
深煎りは酸味が落ちる分、次の抽出で挽目を少し粗めにすると飲みやすさが保てます。